山形県は東北地方の南部にある地方自治体で、県庁所在地は山形市です。県の西側の地域は日本海に面していて、気候も日本海の影響を強く受けています。特に冬の季節は、非常に雪が多く降ることで知られていて、日本でも有数の降雪量が多い地域です。日本海に面している地域と内陸の地域では、若干気候の変化に違いがあって、日本海に面している地域のほうが、気温が高めになっています。山形県は北緯38度の付近に位置していますが、日本海側の地域は、緯度の高さと比較しても温暖な気候で過ごしやすくなっています。年間の気温も関東地方とあまり変わらないために、関東から移住する人も、気候に慣れやすい地域です。
日本海側の山形県は、夏は高温になるだけでなく、湿度が高いことも気候の特徴になっています。冬はあまり気温が低くならないために、比較的過ごしやすい気候です。冬は曇りの日が多いのもこの地方の特徴で、日差しが少ない分、気温が大きく下がることもあります。雪が降った場合でも、短時間で溶けることが多いために、雪かきが面倒な人にも生活しやすい地域です。
同じ日本海側の都市であっても、都市によって年間の降雪量に違いがあり、県庁所在地の山形市は、降雪量が比較的少ない地域です。他の地域では非常に大量の降雪がある都市もあり、交通機関にも大きな影響を与えています。内陸の地方は、日本海側の地方と比較して、湿度が低くなっているのが大きな特徴です。夏に気温が大きく上昇するのは日本海側と同じですが、湿度が低い分過ごしやすくなっています。