山形県は東北地方の日本海側に位置し、都心からは新幹線で約3時間の距離です。自然豊かで、全市町村に温泉が湧いています。また、全国で最も三世代同居率が高いという特色があります。日本海に向けて広がる庄内平野と内陸地域の間には、朝日・出羽山地があります。このため、気候・文化的に内陸部の最上、村山、置賜地方と庄内地方では大きく違ってきます。内陸部は盆地のため、夏は記録的な暑さになることがあり、冬は東北有数の豪雪地帯です。庄内沿岸部は海洋性気候で冬の積雪量は少ないものの、地吹雪という現象があります。また、それぞれの地域特有の文化や方言があります。内陸は山形空港、庄内は庄内空港があります。
交通の便は、特に人口の少ない地域は車が欠かせず世帯当たりの自動車の保有率が高いです。東北最大の都市である仙台とはJR仙山線と高速バスが充実し、仙台に通勤通学する人もいます。農業は米、果物、野菜、花きの生産が盛んです。特産はさくらんぼで、毎年収穫期の6月から7月にかけては期間限定の手伝いを募集し、多くの観光客が訪れます。産業は各地に工業団地が点在します。
イオンモール天童をはじめとする郊外の大型店舗周辺には、新しい住宅地が広がります。四年制大学は山形市にある国立の山形大学、私立の東北芸術工科大学が有名です。レジャースポットはクラゲの展示で脚光を浴びた鶴岡市加茂水族館、修験道で有名な羽黒山や山寺などがあります。夏は海水浴や登山、冬はスキー、スノボや雪まつりがあります。唯一の離島である飛島では海産物が特産です。このように、山形県の生活事情を知ることで、移住後のイメージが湧きやすくなるでしょう。